2013年4月1日月曜日

二年の軌跡上映会vol.3〜中野編〜

第3回目の上映会は、中野駅から徒歩数分のところにある「なかのば」さんで
開催を致しました。

沢山の方に集まって頂きました
この日のゲストには、いわき市立湯本第二中の澤井史郎校長先生が
この上映会のためだけに、わざわざご来場を頂きました。
澤井先生は、相馬野馬追/本映像と教育との関わりに付いてご感想を賜りました。
USBメモリに写真を入れて、お話をいただきました
澤井先生のお話はとても面白く、聴く方がついつい聞き入ってしまうお話でした。
震災直後、学校を開放し、避難されている方々が過ごしやすい環境を確立され、
中学生がボランティア活動を通じて、社会への貢献の意識を伝えていかれました。

被災地に必要なことは、元気を取り戻すこと。

比較的被害が少なかったいわきが
他地域のためにできることはボランティアだと思いつき、
まずは、東京から来た毛布を、洗うことを行ったそうです。
その750枚は、その冬のうちに全て配布されたとのことでした。

翌年には、澤井先生は、子供たちに中野のオリーブ栽培の活動などを通じて、
自分たちの手で復興を手がけていくことの大切さを教えていかれました。

「かわいそう」では何も始まらない。

今の教育は、手法を重視して、何故それを教えるのかというその先の目的を
伝えられる先生が数少ないとお話されておりました。


被災地で必要なのは、過去の悲惨さを思い返すことではなく、
未来に向けて何かを進めていくという力。

手を汚してゴミを分別したり、ご老人のために食事の準備をしたり、
誰かの為に何かをするという姿勢を教育現場に押し出していきたいと話されていました。


また、相馬野馬追の映像をご覧になられ、
その場所に住み続ける所以は、文化だと熱く語られておりました。

毎年、必ず行われる祭を楽しみにその場所で生活をするきっかけが芽生え、
元気や希望が溢れるには、文化が大切であり、
野馬追の映像から、辛さや悲惨さではなく、前に踏み出す力強さを感じられたそうです。

私自身も、この映像は、生徒さんと先生が一緒にご覧になって頂き、
「文化とは何か」「地域とは何か」を語って頂くきっかけにしてもらいたいと思います。

今回の映像は、出来る限り主観を取り除き、
ソーシャルメディアを通じてご提供頂いた映像素材を繋ぎ合わせたものです。
画質の差もあれば、手ぶれしている素材もあります。

ただ、各撮影者の方々の視点を繋ぎ合わせると一つの映像資料となることを
この時代ならではの環境がもたらした初めての経験でした。

この映像は、もしかすると、
被災地のことだけを取り上げたものではないのかも知れません。

世代間の交流が簡素になり、
震災以降離散した家族が出てきてしまっているこの時代だからこそ、
私たちが大切にしているものは何で有るかを考えていき、
地域の素晴らしさ、生活を豊かに暮らしていくには何が必要かを
是非、世代を越えて語り合って頂けたらと思っております。

三回の上映会を通じて感じたのは、
私が被災地にしていきたいサポートは「教育」であるということです。

仮設住宅に住み続ける方が沢山おられ、その方々は大変なストレスを感じながら、
生活をされていることと思います。
そして、現地には子供たちが次々に地元に戻ってこられているようです

その中で、コミュニティが崩されてしまった地元に
生活をする希望を生み出してくれるのは、子供たちだと感じます。

今回の澤井先生の出会いを通じてさらに強まった気持ちは、
福島の子供たちに会いにいきたいということです。

これから上映を通じて、私自身がこの映像をなぜ創ったかをお話させて頂き、
皆さんと一緒に、未来に向けて今何が必要なのかを語り合いたいと思っております。

震災直後に現地に訪れた時に感じた臭い、
この映像を創ることになったきっかけ、
自分の過去とこの活動の繋がりを語らせて頂きました。
そして是非、生徒さんに動画カメラを持って頂き、
皆さんが各視点で撮影した映像を繋ぎ合わせて、
一つの作品を創ってもらえたらステキだなと思います。
そんなお手伝いを自分自身が映像のことをお話させて頂き、
きっかけを創っていきたいと強く感じております。

二年の軌跡上映会vol.2〜高円寺編〜

野馬追の上映会場を都内に移し、第2回は高円寺素人の乱にて、
第3回は中野のナカノバで行いました。

素人の乱では、震災後、漫画や玩具を被災地に支援された
漫画家の山本夜羽音先生をお迎えして、
震災後の活動、現地の最近の様子、そして野馬追と縁の深い平将門について
語って頂きました。

北中商店街の素人の乱12号店で開催!
twitterを活用して、物資の支援をされていた山本先生。
震災直後にすぐに行動を取られたきっかけは、阪神淡路大震災の際に、
仕事の多忙さから支援に伺えなかったことだそうです。
震災直後のことを語っている山本先生
石巻、女川、南相馬と被災地を回っていき、
南相馬の支援の環境が整っていなかったことを知ったとのこと。
そんな中、野馬追の関連から、
武者絵のオークションで義捐金を送られる活動をされました。

「風と雲と虹と」の大河ドラマの影響から、

昔から平将門のことがとても大好きだそうでして、
相馬野馬追の歴史を語って頂きました。

相馬重胤の代に、下総の相馬が福島に移り、
阿武隈山脈と日本海に挟まれた地域は、
伊達藩にとって関東に向かう格好の経路で、
周囲に強豪の藩に囲まれた相馬家が現代にも代々血筋が受け継がれているのは、
相馬野馬追を通じた軍事訓練をしていたからと言い伝えられています。

加門七海さんの「平将門魔方陣」から
平将門所以の神社を線で結ぶと北斗七星が描かれるそうです。
参照:http://www.ippongi.com/
山本先生は、東京にも培われる平将門の逸話から、
今後、この各スポットの神社を巡り歩き、
福島の支援に繋がるキャラクターを考案していきたいと語っておられました。
野馬追の話に留まらず、福島の放射能の話題、食のこと、
同じ福島でも場所によって状況が異なることなど、白熱した話題は
懇親会上のコクテイルさんまで続きました。
参加者と熱く語る山本先生
第2回目は、高円寺らしい歴史的、サブカル的な内容が込められた会となりました。
福島出身の方、福島と東京を往来しながら仕事されている方が
上映会を通じて、現地の今とこれからに付いて語った熱い一日でした。
DVDも無事、配布ができました。



2013年3月27日水曜日

二年の軌跡上映会vol.1〜南相馬〜

前日都内を出発した上映隊は、
都内の渋滞に苦戦しながら、宇都宮を経由して、
16日の夜に南相馬に到着しました。

震災後、この地に訪れるのは、既に5度目。
海岸付近の様子は、震災直後の荒々しい感じからすると、
大分整理された感じを見受けましたが、
見渡す限り、土がむき出しになった空間の姿は
2年経っても変わることのない、魂の無念な声が聞こえてくるような気がしました。


火力発電所近くの海岸線沿いにて

3月17日(日)、鹿島のさくらホールで上映会を行いました。
とてもステキなホールが鹿島にはあります
この日は、相双ビューロー本猪木さんや、ホワイトレイヴンの竹内さん、
市議の但野さんがお手伝いに駆け付けて下さいました。
まるで映画館のような環境で、上映会を行わせて頂き、とても光栄でした。


改めて、スクリーンで本映像を拝見すると、
野馬追当日の臨場感や空気感が迫ってくる感覚になりました。
ゲストの菅野長八さんをお迎えして、上映後はトークイベントを行いました。
震災でご家族を亡くされ、現在も仮設住宅にお住まいの菅野さん。
野馬追は、生活そのものであり、これから若い世代に継承を促していきたいと
強く語られておりました。

上映後はDVDの配布会をさせて頂き、
南相馬に約300枚をお届けすることになりました。
上映会場にて来場者に配布させて頂きました
フロンティア南相馬さんにお届け致しました
南相馬は、震災後、あらゆる生活環境がいっぺんしてしまい、
1からのスタートを余儀なくされている地域です。
その中で、次世代に向けて、この地元と共に住む意味、希望を模索していることが
現地を訪れてとてもよく判りました。
私たちは映像の力で、この地に根付く精神文化を広く発信していくと共に、
地域の方々と一緒にその文化の意味、そして素晴らしさを感じ、考えていきたいと
思っております。

【今後の野馬追上映会の日程】
3/30(土)17:00〜 高円寺・素人の乱12号店(ゲスト:山本夜羽音先生)https://www.facebook.com/events/609931992354499/
3/31(日)14:00〜 中野・なかのば (ゲスト:いわき市湯本第二中・澤井校長先生)https://www.facebook.com/events/366720556776445/

今後は、宇都宮や横浜、そしてロシアでの上映も行っていきそうです。
この映像を是非、身近な方々と共有頂き、次世代に向けて
被災地の現状の様子を知って頂くと共に、人間が豊かに生きるのに必要なことを
皆さんで一緒に考えていけるととても嬉しく感じております。

お問い合わせ先は、nomaoi@cosmobox.jpです。

2013年3月11日月曜日

野馬追上映会+トークイベント情報

早春の候ますますご清栄のことお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
私共「野馬追MOVIE制作委員会」は、平将門以来千年の歴史を数える相馬地区の野馬追を映像で捉え、
情報を発信していくことを目的として2011年7月より活動を始めました。
福島県相双地域では地元を強く愛し馬と共生することで培われてきた独特の文化や精神があり、
震災の影響により困難な生活を強いられながらも、
伝統行事を絶やさない地元の方々のアイデンティティが存在しています。
被災地を離れず生活をされている方々、そして止むなく避難された方々との橋渡しをこの映像がサポートし、
貴重な日本文化の継承、及び多くの方々との交流の場の提供や地元愛を深める
きっかけを築いていきたいと考えております。


各会場にて、それぞれの上映会に於ける特色あるゲストの方をお招きしております。
是非、会場に入らしていただけましたら幸甚です。


  • 【上映会+トークイベント】
    ■日時:2013年3月17日(日)
     (13:00開場)13:15開演、15:00終了
    ■場所:〒979-2333 福島県南相馬市鹿島区寺内字迎田22−1
    「さくらホール」(http://bit.ly/VxHaAc)
    ■内容
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」上映会
    ・菅野長八さん(北郷騎馬会)トークイベント〜相馬野馬追の魂を語る〜
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」DVD配布会

    ■定員:500名(事前申し込みはございませんが、参加予定を押してくださいね)
    ■会費:無料
    ■協力:CIPAフォトエイド(CIPAフォトエイド基金[第二期])、フロンティア南相馬、相双ビューロー

    ■詳細:https://www.facebook.com/events/428321003910774/
    ーーー
    ■日時:2013年3月30日(土)
     (17:00開場)17:15開演、19:30終了
    ■場所:素人の乱12号店
    166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋 (北中通り沿い斉藤電気店向かい)
    JR中央線高円寺駅下車徒歩7分http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/map.html
    ■内容
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」上映会
    ・山本夜羽音先生(マンガ家・「おたぱっくQB」)トークイベント〜平将門伝説(仮)〜
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」DVD配布会

    ■定員:40名(事前申し込みはございませんが、参加予定を押してくださいね)
    ■会費:無料(各上映会場への交通費、会場借用費のカンパを募っております)
    ■協力:CIPAフォトエイド(CIPAフォトエイド基金[第二期])、フロンティア南相馬、相双ビューロー
    ■詳細:https://www.facebook.com/events/609931992354499/
    ーーー
    【上映会+トークイベント】
    ■日時:2013年3月31日(日)
     (14:00開場)14:15開演、16:00終了
    ■場所:なかのば
    JR中野駅北口 徒歩3分(JR中央線、総武線、東京メトロ東西線)
    中野通り沿い「喫茶室ルノアール」の右隣りのビル4階
    http://nakanoba.com/
    ■内容
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」上映会
    ・澤井史郎先生(いわき市立湯本第二中学校校長)トークイベント〜地域と文化・現地の子供たちの姿〜
    ・「相馬野馬追2011/2012・二年の軌跡」DVD配布会

    ■定員:30名(事前申し込みはございませんが、参加予定を押してくださいね)
    ■会費:無料(各上映会場への交通費、会場借用費のカンパを募っております)
    ■協力:CIPAフォトエイド(CIPAフォトエイド基金[第二期])、フロンティア南相馬、相双ビューロー、おこのみっくすマガジン編集部、スタジオ・ナカノバ
    ■詳細:https://www.facebook.com/events/366720556776445/
    ーーー
    いずれの上映に関して、
    ■主催:野馬追MOVIE制作委員会
    ■問い合わせ:nomaoi@cosmobox.jp
    となります。どうぞ、宜しくお願い致します。

2013年2月5日火曜日

上映会の会場を探しています。

スタッフの新井です。

私共「野馬追MOVIE制作委員会」は、
平将門以千年の歴史を数える相馬地区の野馬追を映像で捉え
情報を発信していくことを目的として2011年7月より活動を始めました。

福島県相双地域では地元を強く愛し
馬と共生することで培われてきた独特の文化や精神があり、
震災の影響により困難な生活を強いられながらも
伝統行事を絶やさない地元の方々のアイデンティティが存在しています。

被災地を離れず生活をされている方々
そして止むなく避難された方々との橋渡しをこの映像がサポートし
貴重な日本文化の継承、及び多くの方々との交流の場の提供や
地元愛を深めるきっかけを築いていきたいと考えております。

相馬野馬追の映像を作るにあたり
CIPAフォトエイド基金[第二期]
(公益財団法人 日本財団運営)と連携しており
日本財団様、フロンティア南相馬様からの協力をいただいております。

この度はこの野馬追の映像を3月を目処に上映会を開催したいと思っています。

この上映会では「相馬野馬追2011/2012」のDVDの配布をします。
(助成事業のため無償配布になっています。)

福島県を中心に上映可能な会場をご存知な方はぜひご連絡をください。
nomaoi@cosmobox.jp

twitterでも情報発信をしていこうと思っていますので
チェックしてみてください。
@nomaoi_movie



2012年7月18日水曜日

今年も野馬追の季節です!

さて、今年も間もなく野馬追が始まります!
先週末は相馬、南相馬に入り、
大阪のチームと共に取材に入りました。

朝早くから乗馬の練習に励む武士達
昨年は入れなかった小高神社。
除染作業をされている方々が10名程度いらっしゃいました。
とある方の取材を終えて通り過ぎる双葉町近辺
標葉郷の出陣式に参加。
恒例のホラ貝を小高神社に向かって吹いております。
昨年は野馬追を初日からぶっつけ本番で取材しましたが、
実は野馬追は、開催されるまでに様々な催しや
陰で支えている方々、実行委員会の方々の苦労などがあることが
今年は改めて判りました。
伝統文化を継承することは、単に想いだけでは実現せず、
様々な意志と信念の掛け合わさる中での、人々の決意の表れだと感じました。
現地に訪れてみなければ判らないこと、事情、そして人々の生活がいろいろと判りました。

仮設住宅に住まいながらも、野馬追に参加する方々、
野馬追に参加したいが、止むなくできない方々、
皆さんお一人、お一人の強い思いが、現地には溢れております。

来週末は、いよいよ本番です!
26日から再度、現地に入りたいと想います。

2012年4月7日土曜日

野馬追の映像を公開しました!

昨年の「野馬追」をYoutubeに一般公開を致しました!
是非ご覧下さいませ。
いろんな方々にご覧頂けますと光栄です。






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本映像の著作権は、「野馬追MOVIE制作委員会」が保有いたしますが、上映、鑑賞(個人/グループ)等、非営利による利用に関しては、自由にお使いください。商業利用、­­DVD販売は禁止と致します。本映像の使用、上映、その他お問い合わせは「nomaoi@cosmobox.jp」まで。