2011年4月29日金曜日

初めての相馬訪問

4月28日、初めて福島の相馬地方に訪れました。
いっとこ(http://www.ittoco.com/)の今井良治氏のお誘いで
被災地に参りました。

震災直後から、何か自分が映像で被災地に向けてやれることがないかと
話し続けていたのことが繋がり、福島へと同行させて頂くことになりました。

初めて訪れる被災地の様子は想像以上に凄まじいものでした。
こんな世界があるのかと思った瞬間
道路が分断され、家屋がすっかり流されておりました
原発20kmギリギリの場所です

その当時の動画:http://twitcasting.tv/coneyshun/movie/1455593

この場所で一番印象があったのは、「ニオイ」でした。
震災が起き、津波が街を襲った状況をものがたる、混沌としたニオイがそこにはありました。
物悲しく、濃密な、生々しい吐息が漂っておりました。

その後、相馬行胤公にご挨拶をしに相馬中村神社に訪れました。

長年馬と縁がある相馬地方。中村神社内にも馬が飼育されておりました。
震災を受けて、町の馬の数も激減したそうです。
シカゴの大学で、被災地の生の声を届けたいということで、
相馬班当主より、直々に今の気持ちとこれからの想いをメッセージとして
頂戴し、私はそれを映像として収めさせて頂きました。

とても凛々しく威風堂々とされている相馬公
今回の旅のきっかけを頂いた今井氏に心から感謝すると共に、
これから私たちが映像の力で、被災地に向けて何ができるか、
それは決して客観的にではなく、日本人として一心同体で向き合わねばならないことを
実感をした貴重な訪問でした。