2011年7月30日土曜日

初めての野馬追/相馬野馬追初日

現地に入ったのは朝八時。
相馬中村神社ではご神事の始まる直前。
今年は「東日本大震災復興」という名前が付いた「相馬野馬追」として、
震災で犠牲になられた方々、亡くなられた方々の鎮魂と慰霊のための野馬追が
開催をされました。

中村神社に続々と駆けつける馬と見物人のか
神社に漂う厳かな雰囲気
続々とご神事に集う騎馬武者たち
神主さんも威風堂々と
総大将、相馬市長、南相馬市長の挨拶の儀が終わると、
騎馬武者たちはさっそうと馬を走らせます。

間近で見る手綱さばきは圧巻!
街中を通る騎馬武者たちの光景は荘厳!
相馬から南相馬までお行列が練り歩き、中村神社で初日の締めくくりが行われます。
ホラ貝の音が神社に鳴り響きます。
堂々と訓示を述べられる総大将
震災があり、四月に初めて相馬地方を訪れた訳ですが、
このような伝統行事を間近で見る体験は初めてでした。
馬が散り散りになり、行事に参加するはずだった方々がいない状況で、
彼らのスピリットは、続けることが自分たちの尊厳であり、自分たちの生き様であることに、
日本人の精神の強さ、そして地域に根付いた人たちの歴史や伝統の強さを
改めて感じました。
これだけ現地の人たちは力強く、前向きに動いていることに、
私は映像制作者というよりも、一人間として、感銘をし、そして、
衝撃を受けました。
次回は二日目のレポートになります。